新潟・谷口　7戦ぶり先発で復活弾だ

前節の神戸戦で3試合ぶりの復帰を果たした谷口は7試合ぶりの先発出場を目指す（撮影・渡辺直美）
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　J1新潟はオフ明けの11日、聖籠町のアルビレッジで15日のホーム福岡戦に向けての練習を開始。この日は3年ぶりにサポーターの練習見学が本格解禁となり、約150人ものサポーターが熱視線を送る中、左膝の負傷から復帰したFW谷口海斗（27）は開幕戦のC大阪戦以来、7試合ぶりの先発出場を目指して存在を示していた。

　3年ぶりにサポーターが練習を見守る中、ミニゲームで谷口がアピールを重ねた。前節の神戸戦で後半37分から途中出場。左膝のケガから復活を果たした谷口は、しっかりと手応えをつかんだ。

　神戸戦では「得点を取るために投入されたし、絶対に決めてやろうと思っていた。出た時間で何かを起こせればと思っていた」という。4分のアディショナルタイムに入った直後。すぐにアクションを起こした。「GKが出ているのが分かったし、空いているなと思って」。センターサークル付近から超ロングシュートを狙った。松橋監督は「最初は“何やってんだ”って思ったが、あの時間帯で海斗（谷口）はしっかりゴールを見ていた」と得点を狙うFWらしい姿勢を評価していた。

　3月11日の川崎F戦で左膝を負傷し、今でも左足にはテーピングを施している。「前にも同じところをケガしたことがあったので、無理はしないで治療に専念した」。だが、約1カ月間の地道な筋力トレーニングで筋肉量を1キロアップさせた。「最初は重さを感じたけど、今はダイナミックな動きができている」と手応えをつかんでいる。

　C大阪との開幕戦ではチーム第1号ゴールを決めているだけに「まずはプレー時間を長く得て、ゴールを狙っていきたい」と話す。福岡戦で7試合ぶりの先発出場、そしてゴールを決める。