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森保ジャパン 6月に親善試合で韓国戦“再浮上” 3月に破談も韓国協会関係者「実現を強く希望」

[ 2023年4月12日 04:45 ]

サッカー日本代表の森保監督
Photo By スポニチ

 森保ジャパンの6月(15、20日)の国際Aマッチの対戦相手に、韓国が“再浮上”していることが11日までに分かった。

 3月の森保第2次政権初陣でも候補に挙がり、そのときは韓国側の入国ビザ申請手続きが遅れたことで破談に終わったというが、韓国協会関係者は「韓国側は年内での日本戦実現を強く希望している。今は6月での対戦へ向け交渉中だ」と証言した。

 日本代表は3月に南米の強豪ウルグアイ、コロンビアと親善試合を行い、1分け1敗。6月の2試合は、新体制の初勝利を目指すほか、導入されたばかりの偽サイドバック戦術などの熟成を深める戦いとなる。マッチメークを務める日本協会の反町技術委員長は「森保監督からランク上位のチームを要望されている」と明かしており、韓国はFIFAランク27位と同20位の日本に後れを取っているものの、常にしのぎを削ってきた永遠のライバルだけに、相手に不足はない。

 韓国は昨年W杯カタール大会後に、元ドイツ代表FWで、監督としてもドイツ、米国を率いてW杯で指揮を執った経験を持つユルゲン・クリンスマン氏(58)を新指揮官に招へい。日本では18年W杯ロシア大会後の新指揮官候補に挙がった“因縁”もある。

 また、イングランド・プレミアリーグを席巻するブライトンMF三笘薫(25)、先日の三笘との直接対決でアジア人初のプレミア通算100ゴールを達成したトットナムFW孫興民(ソン・フンミン、30)のアジア2大スターの競演にも注目が集まる。

 関係者によれば、韓国協会は現在、過去の八百長問題に関する“お家騒動”で大混乱。日本協会との交渉も難航しているもようだが、国内組中心だった昨年7月のE―1選手権以来のライバル対決が実現すれば、今回はスター選手が勢ぞろいするだけに、両国ともに大いに盛り上がりそうだ。

 ≪就任後2勝1敗≫日本と韓国の国際Aマッチは1954年のW杯予選で始まり日本の通算15勝23分け40敗、森保監督就任後は2勝1敗。両国の欧州組も出場した直近の対戦は21年3月の親善試合で、日本が3―0で快勝している。

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2023年4月12日のニュース