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ブライトン・三笘 新武器スルーパスで決勝アシスト!4戦連続でゴールに絡み「うまくいきすぎ」

[ 2023年3月17日 04:50 ]

プレミアリーグ   ブライトン1-0クリスタルパレス ( 2023年3月15日 )

決勝アシストを記録した三笘(AP)
Photo By AP

 ブライトンのMF三笘薫(25)が1―0で制したホームのクリスタルパレス戦で決勝アシストを記録した。第2次森保ジャパンの初陣参戦が決まり、絶妙なスルーパスで“招集御礼”パフォーマンス。公式戦4戦連続でゴールに絡むアタッカーは、主力として日本代表を引っ張る決意を示した。

 パス1本で試合を決めた。前半15分、自陣左サイドでボールを持った三笘が走り出す。敵陣まで軽快に持ち込むと、糸を引くような約25メートルのパスでMFマーチをペナルティーエリアの左手前まで走らせて先制アシスト。これが決勝点になった。

 「ちょっと弱かった。ソリー(マーチ)じゃなければ決めてくれなかったので助かった」と三笘は振り返ったが、マーチは「完璧なタイミングだった」と最敬礼。公式戦5つ目のアシストは初めてスルーパスで記録した。

 サイドからえぐる縦への突破ではなく、ゴール方向に向かった。デゼルビ監督が求める中央寄りのプレーとパスで選択肢を広げ「ああいう形を増やせれば相手も中(のコース)を切ることになる」と分析。内と外、ドリブルとパスを状況に応じて使い分ける自在性こそが今の三笘。公式戦4戦連続でゴールかアシストを記録し「うまくいきすぎ」と漏らすほどのパフォーマンスが続いている。

 24日のウルグアイ戦など2試合を控える新生森保ジャパンに選ばれた。「年齢も上になってくる。新しい選手も多く、融合もしないといけない中で存在感を出さないと」と主力の立場を自覚する。野球の侍ジャパンで活躍する大谷翔平にも触れ「凄すぎる。結果を求められて常に出している。僕もそういうふうにやらないと」と刺激を受けた様子だった。

 年明けから公式戦12試合で5得点4アシスト。プレミアリーグで注目の存在となり、W杯後では初めての代表戦を日本国内で戦う。「注目してくれていると思う。一発目でどれだけいい試合ができるか、今後のサッカーにも関わってくる」。充実期を迎えたプレーで期待に応える。

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2023年3月17日のニュース