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Rソシエダ・久保 デストロイヤー弾!先制弾&OG誘発で4戦ぶり勝利貢献

[ 2023年2月15日 04:30 ]

スペイン1部   Rソシエダ3ー2エスパニョール ( 2023年2月13日 )

Rソシエダ・久保建英(AP)
Photo By AP

 レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)は13日、アウェーのエスパニョール戦で先制点を挙げるなど2点に絡み、3―2の勝利に貢献した。シーズン4得点はマジョルカに在籍した19~20年に並ぶ自己最多で、スペイン1部では日本人2人目のリーグ戦通算10得点も達成した。リーグ3位のチームは勝ち点を42に伸ばし、1試合消化が少ない2位レアル・マドリードに3差と迫った。

 直近の公式戦で1分け2敗だったチームに、久保が勝利をもたらした。前半23分にゴール右前、ペナルティーエリアのライン際で浮き球を左足でトラップ。弾んだボールを左足でかぶせるように叩き、ニアサイドを破る先制点を挙げた。

 「本当にうまくいった。落ち着いて振り抜けたのが良かった。どうしても勝たないといけない試合だった」

 2―0の後半18分には右サイドからのクロスでオウンゴールを誘発。司令塔シルバの負傷離脱後、3戦連続フル出場でチームの浮沈を背負う存在となってきたアタッカーは「信頼してもらえることが凄くうれしい。この恵まれた環境を大事にして、選手として進化できれば」と強調した。

 マジョルカでスペイン1部挑戦1年目に35試合で記録した4得点に、わずか18試合で並んだ。「あと1点取ればキャリアハイなので、難しい数字ではないと思う。2月中にあと2試合あるので更新できればいいかな」。スペイン1部では15~21年にエイバルなどで16得点を挙げた乾貴士(現J2清水)に続いて日本人2人目となる2桁得点も達成した。

 Rマドリードから期限付き移籍を繰り返した昨季までと違い、今季は完全移籍で加入した新天地で腰を据え、チーム内で地位を確立。アルグアシル監督は「タケ(久保)はシーズンに入ってからレベルアップしている」と称え、地元紙ムンド・デポルティボも「クボはデストロイヤー。破壊的なレベルにあると、Rソシエダードは強力で予測不可能なチームになる」と主軸としての存在感を認めた。

 《データ》日本選手のスペイン1部通算最多得点は、15~21年にエイバル、ベティス、アラベスでプレーした乾で16得点(166試合)。1シーズン最多も乾で、17~18年シーズンにエイバルで挙げた5点(34試合)。

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