J2町田主将DF奥山政が19日開幕仙台戦へ「昇格を争うライバル」　黒田新監督は「ひと言で緊張が走る」

開幕戦に向けて練習するJ2町田主将のDF奥山政幸（左）
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　J2町田は19日、ホームで仙台との開幕戦に臨む。今季新たに主将を務めるDF奥山政幸（29）が15日、相手の仙台について「長くJ1にいたチームで力があり、昇格を争う上でライバルになると思う。そこに向けてベストの準備をする」と警戒した。

　昨季15位に沈んだ町田は、オフに19人の選手を補強。コーチングスタッフも一新され、高校サッカー強豪の青森山田から黒田剛新監督を迎えた。勝負をかける今シーズンの主将決定には選手とスタッフによる投票が行われ、大卒2年目に山口から移籍し今季在籍7年目になる奥山政が最多の票を集めた。昨季は40試合に出場した不動の右サイドバック。「大きく変わったチームだけど、ゼルビアに長くいて去年の悔しさも知る自分がやる必要もあるのかなと思っていた。多くの人から信頼を得て選んでもらった形なので責任感、しっかりやらなきゃと身が引き締まる思い」と決意表明した。

　黒田監督の指導については「守備の要求が非常に細かい。雰囲気のつくり方というか、黒田さんのひと言で緊張が走るという高体連っぽさ、部活っぽさをいい意味で感じる」と新鮮さを味わっている様子。昨季はシーズン終盤10試合で勝ちなしと失速しただけに「問題が起きたときにその場で解決するような、コミュニケーションの取り方をつきつめていきたい」と役割を全うする構えを見せた。