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香川真司 古巣・C大阪復帰会見「このタイミングがベストと思った」12年半ぶりJリーグ 背番号は「8」

[ 2023年2月5日 11:13 ]

<香川C大阪復帰会見>森島・C大阪代表取締役社長(左)にユニホームを手渡される香川(撮影・久冨木 修)
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 元日本代表MF香川真司(33)が古巣のC大阪に復帰し、5日、都内で会見した。

 復帰を決めた理由として「まずはタイミングとしては2022年W杯が終わり、自分の中でそこまでヨーロッパでやると決めていた。その後は自分でどう感じるかを大事にしていた。その先はあまり考えてなくて、そのタイミングで手術してリハビリもして、この先のことを考える時間という意味では非常にあった。このタイミングがベストと思ったので決断した」と述べた。

 背番号8を背負うことについて「非常に歴史がある番号。光栄なことだし、その意味というのは大きく理解しているので背負いながら戦えることを喜びに変えたい。日本代表の10とかいろんな所でいろんな番号を背負いましたが、その番号を大きなものにしていければと思います」と意気込んだ。

 「ピッチの中で持ってるものを発揮する。そこを誰よりもやり続けなければいけない。経験や得たことの中でコミュニケーションをとっていけると思っているけれど、言葉でしゃべるよりグラウンドでみんなと一緒に目標に向かって切磋琢磨して戦い続けたい」と述べた。

 33歳という年齢について「過去に目を向けるところであったり、そこからの期待があるのも理解しているけれど、今の自分を最大限表現して、年齢問わずもっと成長していきたい。成し遂げられる環境にあると思います。非常にワクワクしているし、グラウンドの上で評価されて、みんなに良い物を表現できるように戦っていきたい」と

 香川は10年夏にC大阪からドイツ1部ドルトムント入りし、イングランドの名門マンチェスターUなど6カ国でプレー。実に12年半ぶりのJリーグ復帰となる。地元メディア「HBVL」も同日、Jリーグに復帰すると報じていた。

 ギリシャ1部PAOKを退団して昨年1月にシントトロイデンに加入した香川は、2季目を迎えた今季、リーグ戦12試合に出場して2得点。昨年11月には慢性的な痛みを抱えていた足を手術した。リハビリを終えて今年1月に復帰し、22日ヘント戦でベンチ入りしていた。

 C大阪は昨季J1では5位と躍進し、ルヴァン杯は準優勝、天皇杯8強。復帰するレジェンドとともに17年の2冠(ルヴァン杯、天皇杯)以来となるタイトル奪取を目指す。

 ◇香川 真司(かがわ・しんじ)1989年(平元)3月17日生まれ、兵庫県出身の33歳。FCみやぎバルセロナから06年にC大阪入り。10年7月にドルトムント移籍。12年6月にマンチェスターUに移籍し、14年夏にドルトムントに復帰。19年1月トルコ1部ベシクタシュに期限付き移籍し、同年8月にスペイン2部サラゴサに完全移籍。21年1月にPAOK、22年1月にシントトロイデンに加入。国際Aマッチ97試合31得点。1メートル75、68キロ。利き足は右。

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