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香川真司 古巣・C大阪復帰 「33歳ですけど…横一列で競争。年齢は関係ない、もっと成長したい」

[ 2023年2月5日 12:24 ]

<香川C大阪復帰会見>ユニホームを着てフォトセッションを行う香川(撮影・久冨木 修)
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 元日本代表MF香川真司(33)が古巣のC大阪に復帰し、5日、都内で会見した。

 古巣へ還元したい経験を聞かれ、「還元することとか経験を伝えることは、正直考えてないと言えば語弊があるかもしれないけれど、僕自身は今の自分の持っているものをピッチで発揮する。日々のトレーニングで証明し続けることは変わらずにやっていく。それを誰よりもやり続けなければならないと思っています。その中で経験や得たものの中でコミュニケーションはとっていけると思っています」と述べた。

 さらに「僕は33歳ですけど、18歳であろうが、横一列で競争は競争なので。そういう厳しさは僕自身も経験していますけれど、年齢は関係ないっていうのはこのサッカー界ではすごく感じているところではある。だからこそ自分ももっと飛躍したいし、成長したいという気持ちが強い。日々のトレーニングの中で、お互い高め合いながら成長していけたら」とどん欲に成長を求めた。

 年齢については「過去に目を向けるところであったり、そこからの期待があるのも理解しているけれど、今の自分を最大限表現して、年齢問わずもっと成長していきたい。成し遂げられる環境にあると思います。非常にワクワクしているし、グラウンドの上で評価されて、みんなに良い物を表現できるように戦っていきたい」と語った。

 香川は10年夏にC大阪からドイツ1部ドルトムント入りし、イングランドの名門マンチェスターUなど6カ国でプレー。実に12年半ぶりのJリーグ復帰となる。地元メディア「HBVL」も同日、Jリーグに復帰すると報じていた。

 ギリシャ1部PAOKを退団して昨年1月にシントトロイデンに加入した香川は、2季目を迎えた今季、リーグ戦12試合に出場して2得点。昨年11月には慢性的な痛みを抱えていた足を手術した。リハビリを終えて今年1月に復帰し、22日ヘント戦でベンチ入りしていた。

 C大阪は昨季J1では5位と躍進し、ルヴァン杯は準優勝、天皇杯8強。復帰するレジェンドとともに17年の2冠(ルヴァン杯、天皇杯)以来となるタイトル奪取を目指す。

 ◇香川 真司(かがわ・しんじ)1989年(平元)3月17日生まれ、兵庫県出身の33歳。FCみやぎバルセロナから06年にC大阪入り。10年7月にドルトムント移籍。12年6月にマンチェスターUに移籍し、14年夏にドルトムントに復帰。19年1月トルコ1部ベシクタシュに期限付き移籍し、同年8月にスペイン2部サラゴサに完全移籍。21年1月にPAOK、22年1月にシントトロイデンに加入。国際Aマッチ97試合31得点。1メートル75、68キロ。利き足は右。

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