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ブライトン三笘の“魔法の一発” ベルカンプばり絶妙トラップ→フェイント→シュート

[ 2023年1月31日 04:30 ]

FA杯4回戦   ブライトン2-1リバプール ( 2023年1月29日 )

〈ブライトン・リバプール〉後半終了間際、ゴール前でトラップする三笘(AP)
Photo By AP

 29日のリバプール戦で見せた三笘の劇弾に、英国メディアはW杯史上に残る伝説のゴールを重ね合わせた。勢いが止まらない日の丸アタッカーは、サッカーの母国イングランドでも高い評価を得ている。

 ゴール前での落ち着きと高い技術が生んだ三笘のスーパーゴールに関し、ガーディアン紙は「三笘によるマジカル・ウイナー(魔法の決勝点)でブライトンがリバプールをノックアウト」と報じた。

 今季リーグ戦6位のブライトンに対し、リバプールは9位とはいえ、優勝19回の強豪。152年の歴史を持つ世界最古のカップ戦「FA杯」でも昨季を含めて優勝8回を誇る。そんな名門を終了間際の劇的な一撃で敗退に追い込んだ三笘に、ブライトンの地元メディア「サセックス・ライブ」はチーム最高の9点をつけ「最も相手に脅威を与える攻撃オプションだった」と称えた。

 デーリー・テレグラフ紙は「アレクサンダーアーノルド(イングランド代表DF)とリバプールに疑問符をつけたように、三笘はピッチ上で最高の選手だった」と指摘。さらに三笘のゴールを「ベルカンプがアルゼンチンを相手に決めたゴールに似ていた」と伝えた。

 アーセナルで活躍したオランダ代表FWは98年W杯準々決勝で後方からのロングパスを右足でトラップし、続くタッチでDFをかわして右アウトサイドで決勝点を決めた。浮き球の絶妙トラップから一連の流れは三笘のゴールと重なる。同紙は「彼のパフォーマンスを要約し、どういう選手か、ゴールに凝縮されていた」と分析。技巧派ストライカーがW杯史に残した伝説のゴールと比較されるほど、三笘の一撃はインパクトが強かったと言える。

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2023年1月31日のニュース