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【カズ独占激白(3)】新天地でもキング流「サントスもポルトも港町、夜は港区!これは変わらないね」

[ 2023年1月26日 05:30 ]

取材に応じるカズ(撮影・白鳥 佳樹)
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 ポルトガル2部オリベイレンセに今夏まで期限付き移籍することで基本合意している元日本代表FW三浦知良が独占インタビューに応じ、55歳で迎える通算5カ国目の海外挑戦に向けた胸中を激白した。カズは25日、羽田空港からポルトガルへ出発した。新天地でのプロ38年目へ、27日のメディカル検査を経て正式契約をかわす。

 新天地のオリベイレンセは現在2部で11位、2部残留は絶対的な目標となる。そこでカズに求められるものとは

 「強化部長からはチャンスは作れているけど決めきれない、若い選手も多く、慌てたり、スピードに頼ったりするから、そこを落ち着かせ欲しいと、フィニッシュの部分を(期待している)と言われている。だから少しでも強度の高い練習をしたくて1月は横浜FCの合宿に特別参加させてもらったんだ」

 新生活の準備も着々と進む。荷物はスーツケース3個と腰痛予防には欠かせない西川株式会社の「エアーポータブル モバイルマット」を持参。カズ晩さん会の欧州版も楽しみにしている。

 「現地ではホテル生活になると思う。宣伝になっちゃうけど西川のマットは必需品。腰が痛くならなくなったからね。ポルトガルで生活しながら文化や語学を学べ、プロとして試合に出るチャンスがある。長谷部(誠)選手とも話したんだけど欧州には陸続きのアドバンテージがあっていろんなことが学べる。ポルトガルで頑張ってる日本人とも交流したいと思っている」。

 15歳でブラジルに渡ってから約40年。肉体の衰えを感じることもある。年下の監督も増えた。だが、サッカーと向き合う姿勢はカズのままだ。

 「思えば、サントスも港町、ジェノアも港町、神戸も港町、横浜もシドニーも白子(鈴鹿)もポルトも港町。そして夜は港区!これは変わらないね(笑い)。J1でもJFLでもポルトガルでもやることは一緒。自分らしくやれれば。カズダンスも海外ではやったことがないね。日本のファンのためには“あり”だと思うよ」

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