福岡　今季初トレーニングマッチでFW陣猛アピール　新加入の佐藤はハット！

初のトレーニングマッチで3得点と結果を出した新加入のFW佐藤凌我（右）
Photo By スポニチ

　J1福岡が22日、今季初のトレーニングマッチをアビスパ福岡U―18と行い、35分×2本で計10ゴール（1本目3―0、2本目7―1）の10―1で快勝した。

　山岸と新加入の佐藤がハットトリックを決めれば、城後、ルキアン、ジョンマリ、大卒新人の鶴野も得点を奪うなどFW陣が結果を出した。得点力向上の大きな課題に向き合うチームにとって良い滑り出しとなり、長谷部茂利監督も「カテゴリーが全然違うが、大学生とやってもなかなか点が取れないこともよくある。そういった中で短い時間でこれだけ点を取ったのは良かった」と評価。「いい形がいくつかあった。それぞれの特長、スピード、技術、コンビネーション、クロスなども出た」と手応えを口にした。24日からは2月18日の開幕へ向けてのキャンプがスタートするが「もっと質を高く回数も増やさないと本番では通用しない」とさらなる強化に気を引き締めた。

　不慣れなサイドにも挑戦しながら3得点の結果を出した佐藤はJ2東京Vで2年連続2ケタ得点の実力を存分にアピールした。

　「ゴール前に入っていく部分はプロに入ってからこだわり続けてやっている。結果につながって良かった」。初のJ1シーズンへ1つずつ自信を積み重ねていく。

　また、練習後に福岡市内で行われた「新年感謝の集い」では、今季の主将をDF奈良が務めることが発表された。　奈良は集まったファンサポーターを前に「自分自身初めてのキャプテン。新たな個人の成長、チームをよりよい方向に導いていける存在になりたい」と決意を述べた。