8月で50歳！FC大阪・村木が目指す最年長Jデビュー「チャンスあるならば」　カズは「雲の上の人」

自身の今季年齢（？）である背番号50を背負うFC大阪MF村木　伸二
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　J3に初挑戦するFC大阪が21日、東大阪市でG大阪ユースとの練習試合（30分×3本）を行った。今季初実戦は1―2で敗れたものの、3本目の終盤に今年8月に50歳を迎えるMF村木伸二が出場。中盤でプレーし、最年長Jデビューへの色気を見せた。

　「ひっそりとやりたい」と言いつつ「もしチャンスがあるならば」とFW安彦考真（元J3YS横浜）が持つ41歳1カ月9日を大幅に塗り替える新記録を視野に入れる。池田北高から92年にブラジルへ渡り、その後はアルテ高崎（JFL）などでプレー。11年のFC大阪入団後はフィジカルコーチ兼任で所属し、昨年からはアシスタントコーチ兼通訳を任される。

　現役最年長のFW三浦知良とは面識がなく「雲の上の人」と恐縮。「毎日サッカーをしていたら、ここまできた」と笑う。チームは月末から和歌山キャンプで3月4日に敵地・鹿児島戦でJ3初陣。普段はDVD製造会社でアルバイトとして働く異色のオールドルーキーは謙虚に地道に、Jデビューへ向けて戦う体をつくっていく。　（飯間　健）

　◇村木　伸二（むらき・しんじ）1973年（昭48）8月1日生まれ、大阪府豊中市出身の49歳。池田北高―ロンドリーナ（ブラジル）―サンテルモ（アルゼンチン）などを経て07年にアルテ高崎移籍。11年からFC大阪所属。1メートル71、61キロ。