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ブライトン・三笘“神の域” PA内のドリブル成功回数で出場時間2倍のメッシに1差

[ 2023年1月19日 04:00 ]

プレミアリーグの舞台でも、ドリブルで好機を演出し続ける三笘(AP)
Photo By AP

 英プレミアリーグ・ブライトンの日本代表MF三笘薫(25)が今季、得意のドリブルで驚異的な数字を叩き出していることが判明した。英データ会社Optaは18日、公式ツイッターで、今季の欧州5大リーグにおけるペナルティーエリア(PA)内のドリブル成功数トップ5を発表。三笘は8回で、フランス1部パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35)の9回に次ぐ2位タイに入った。

 特筆すべきは、出場時間だ。三笘はプレミア初挑戦となった今季ここまで、リーグ戦出場は13試合(全18試合)。うち先発はわずか6試合で、出場時間は658分にとどまっている。一方、メッシは出場した全15試合で先発し、時間は2倍の1312分。三笘はゴール数こそ3とメッシの8に劣っているものの、ドリブルでの決定機演出は、メッシをもしのぐ驚異的な確率を残している。

 この数字に各国メディアも反応。イタリアの「ソーシャルメディアサッカー」は、「三笘はドリブルの達人」と報じ、筑波大時代にドリブルの論文を書いたことも紹介。「理論と実践をうまく組み合わせ、プレミアで最高のドリブラーの一人になった」と指摘した。

 三笘はW杯カタール大会でも、違いを生み出せる日本で唯一の存在として活躍。16強入りを決めたスペイン戦での2点目のアシストは、「三笘の1ミリ」として話題を呼んだ。W杯終了後はブライトンで全4試合に先発し、2得点。同じプレミアの名門アーセナルから熱視線を送られるなど、注目度はさらに増している。第2次森保政権下でもエースとして期待される世界屈指のドリブラー。その動向からは“1ミリ”も目が離せない。

 ▽欧州5大リーグ イングランド・プレミアリーグ、スペイン1部、ドイツ1部、イタリア・セリエA、フランス1部を指す。欧州カップ戦の成績に基づく欧州リーグランキングで16~17年シーズンからトップ5を占めている。

 ▽Opta 96年に英国で設立されたスポーツデータ分析会社。サッカーのイングランド・プレミアリーグからスタートし、現在では世界中で30種目を超えるスポーツをカバー。AIによるデータ収集や分析を得意とし、契約する競技団体やオッズメーカーなどのほか、SNSで一般のファン向けにもデータを提供している。

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2023年1月19日のニュース