レアル指揮官「W杯後で良い状態ではない」　次戦モドリッチ招集外も「今季終盤には活躍してくれるはず」

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督（ロイター）

　スペイン1部レアル・マドリードのアンチェロッティ監督（63）が、19日のスペイン国王杯4回戦ビジャレアル戦に向けた前日会見に出席。クラブの中心選手であるクロアチア代表MFモドリッチ（37）を招集メンバーから外したことについて「W杯から戻ってきてから彼の状態は良いものではない」と説明した。

　チームは15日のスペイン・スーパー杯決勝のバルセロナ戦に1―3で敗戦。優勝を逃すなど今年に入って公式戦4戦2敗と調子が下降線。加えてフランス代表MFチュアメニ、スペイン代表DFルーカス・バスケス、スペイン代表DFカルバハル、オーストリア代表DFアラバなど主力に負傷者が続出。

　それでもアンチェロッティ監督は「厄介な局面から抜け出すための偉大なチャンスとなる試合だと考えている。こういう局面がシーズン中にはあるもの。難しく厄介な試合だが、抜け出すための意欲とモチベーションが我々にはある。魂と自信を持つべき。シーズンはとても長く、我々は全ての大会で最後まで戦って行く」と7日のリーグ戦で敗れたビジャレアルとの“再戦”に向け意気込んだ。

　さらに次戦に向けた招集メンバーからMFモドリッチも外れることになり、アンチェロッティ監督は「W杯から戻ってきてから彼の状態は良いものではないが、シーズン終盤までには（調子を戻して）活躍してくれるだろう」と説明。負傷ではなくコンディション調整のための“休養”だと明かした。

　＜ビジャレアル戦招集メンバー＞
【GK】クルトワ、ルニン、ルイス・ロペス
【DF】ミリトン、バジェホ、ナチョ、オドリオソラ、リュディガー、メンディ、トビアス
【MF】クロース、カマビンガ、バルベルデ、セバージョス、マリオ・マルティン
【FW】アザール、ベンゼマ、アセンシオ、ビニシウス、ロドリゴ、マリアーノ