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京都が今季初紅白戦 チョウ貴裁監督「120点くらい」出場メンバーやシステムは選手で決める新トライ

[ 2023年1月14日 15:08 ]

紅白戦で1得点を奪った京都FWパトリック(右)                             
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 京都は14日、今季初実戦となる紅白戦(15分×3本)を行った。新エースとして期待されるFWパトリックがグラウンダークロスに合わせて1得点を奪うなど存在感。2―2で引き分けた後はPK戦まで実施し、雨の中で観戦に訪れたサポーターを楽しませた。

 この試合はチーム分けだけスタッフがして、システムや起用法は選手同士で決めさせる斬新なトライ。ビブス着用チームはFW豊川やFW山崎ら、ビブスなしチームはMF川崎やDF麻田らが中心になって話し合いをした。「個人がどういうプレーをしたいかとか、どこをやりたいとか話せる場面は少ないので良かった」と川崎。その中で最前線のイメージが強かったFW一美が実はセカンドストライカーの資質があったこと、攻撃力に目がいきがちだったMF平戸が守備のスイッチ役にもなれることなど多くの発見があった。能動的にコミュニケーションを取ることで意思疎通や責任感を深め、個々のキャラクター把握にもつながった。

 パイプ椅子に腰掛けて見守ったチョウ貴裁監督も「120点くらい」と満足した様子。選手主導による取り決めは16日から始まる沖縄キャンプ序盤でも採用する方針。「まだ迷っている」(チョウ貴裁監督)というもののキャンプ地での定例だった個人面談は選手による監督への質問会や、監督と複数選手による議論の場に変更させる可能性もある。選手主導で発言することで、ピッチ内外での現象に対する対応力や責任感を高めていく狙いだ。  

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