川崎F・谷口＆山根が初のW杯切符　国内組の意地「勝手にJリーグを代表して戦ってくると」

W杯カタール大会日本代表発表 （ 2022年11月1日 ）

日本代表に選出され、笑顔でポーズをとる川崎F・谷口（左）と山根（撮影・郡司　修）
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　川崎FからはDF谷口とDF山根がともに初めてのW杯切符をつかんだ。谷口は1、2月のアジア最終予選で吉田＆冨安不在の穴を埋めるなど出場に貢献したが、17年末を最後に昨年6月までは代表から遠ざかった。「自分自身に“よく最後まで諦めず、きちんとW杯を目指して良かったね”と言ってあげたいくらい、諦めてもおかしくない瞬間はたくさんあった」と回想。そして「勝手にJリーグを代表して戦ってくると思っている」と国内組の意地を見せることを誓った。

　山根はプロ入り後にアタッカーからDFに転向して27歳で代表デビューを果たした遅咲きの苦労人。「僕のサッカー人生は巡り合わせやタイミングが凄く良かった部分が多い。自分だけだと正直、サッカーを今やっているか分からないレベルのところからのプロキャリアのスタートだった」。同じような境遇の子供たちに向け「うまいプレーは自分にはできないので、がむしゃらに自分のストロングを出し続けることで勇気を与えられたらいい」と誓った。（波多野　詩菜）