×

【Jトピ~データで読み解く】J1最終節、個人タイトルに注目 混戦を制するのは?

[ 2022年11月2日 05:45 ]

川崎F・家長
Photo By スポニチ

 30年目のJ1は残り1試合となり、5日に最終節を迎える。優勝や残留を争う熱い最終戦となりそうだが、今回は得点王とアシスト王の個人タイトルに注目する。(記録課)

  得点王争いでトップに立っているのが13得点の清水FWサンタナだ。6月にブラジル人指揮官のリカルド監督が就任して以降は、17戦で10得点をマークし、昨季自身の13得点に並んだ。ワンタッチゴールが全選手最多の9得点と、シンプルなプレーでゴールを量産している。

 12得点で追うのが湘南FW町野と川崎FのMF家長の2人。町野は10月29日の鳥栖戦でヘディング弾を含む2ゴールを奪い2位まで浮上した。ヘディングの得点3は今季の日本人最多タイと空中戦の強さも見せている。

 家長も同29日の神戸戦で優勝の望みをつなぐ貴重なPKを決め、12点目とした。今季はPKの得点がリーグ最多タイの5点。失敗は一度もなく、冷静さと正確なキックで得点を積み上げた。36歳で得点王となれば、93年横浜MのFWディアスの34歳を更新する、J1最年長得点王となる。

 アシスト王争いは、1差に6人と混戦模様。トップ9アシストの鹿島FW鈴木、川崎FのMF脇坂を1差で追っているのが、ルーキーの清水DF山原と広島FW満田だ。山原は左サイドバックを主戦場とし、積極的に攻撃参加。ドリブル成功46回、クロス成功28本はともに全DF最多で、7アシストがクロスから生まれている。

 満田は今季の得点もアシスト数と同じ8で、得点+アシスト計16は全選手の中で3位と広島の得点源として活躍している。シュートへつながるラストパスは日本人最多の46本。味方のシュートを生み出し、得点につなげている。

 5日の最終節で結果を残し、個人タイトルを獲得するのはどの選手か。(データ提供・データスタジアム)

続きを表示

この記事のフォト

2022年11月2日のニュース