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どうなるJ1優勝争い?首位と2位勝ち点差2の最終節は過去4度 横浜は13年に“悪夢のV逸”経験も…

[ 2022年10月29日 17:55 ]

<横浜・浦和>後半、ゴールを決めた横浜・エウベルは水沼(左)と喜ぶ(撮影・西海健太郎)
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 明治安田生命J1リーグ第33節は29日、各地で9試合が行われ、首位の横浜と2位・川崎Fがともに勝利。今季の優勝争いは、首位と2位の勝ち点差2のまま最終節までもつれる事になった。

 優勝争いJ1最終節決着は過去11度あり、首位と2位の勝ち点差が2だったケースは4度(08、09、13、17年)。08、09年は首位が逃げ切りV。13、17年は2位が逆転優勝を飾っていた。

 横浜は13年に“悪夢のV逸”を経験。残り2試合となった第33節のホーム新潟戦、6万人の大観衆が詰めかけるなか0―2と完敗。2位・広島と勝ち点差2で迎えた最終節でも川崎Fに敗れ、広島に逆転優勝を許す悔しい結果に終わった。

 一方の川崎Fは今季と同じように首位と勝ち点差2の2位で最終節を迎えたシーズンが09、17年の2度。09年は最終節に勝利するも、首位・鹿島も勝利したため逆転優勝を逃した。

 それでも17年には奇跡の逆転優勝を経験。最終節ではホームで大宮に5―0大勝。首位・鹿島が磐田と引き分け、勝ち点で並ぶも得失点差で上回り悲願のJ1初優勝を手にした。なお、当時は鹿島に最大勝ち点差8をつけられてからの逆転V。今季の横浜との最大勝ち点差も8だった。

 今季の最終節(11月5日)では首位・横浜がアウェーで12位・神戸と、2位・川崎Fはアウェーで6位・FC東京と対戦する。横浜の優勝条件は勝利、あるいは川崎Fが引き分け以下なら負けたとしても無条件で優勝が確定。川崎Fの逆転Vには勝利が絶対条件で、かつ横浜が敗れる必要がある。また川崎Fが勝利し、横浜が引き分けると勝ち点66で並び得失点差争いとなるが、川崎Fが横浜より現状11点差下回っているため大きく不利な状況となっている。

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