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1年で逆戻り…降格決定の磐田、ゼロからの再出発誓う 山田大記「中長期的に作り直さないと」

[ 2022年10月29日 19:43 ]

明治安田生命J1第33節   G大阪2―0磐田 ( 2022年10月29日    パナスタ )

<G大阪・磐田>J2降格が決まりガックリ肩を落とす磐田イレブン(撮影・岩崎 哲也)
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 磐田は敵地でG大阪に0―2で敗れて最下位が確定し、1試合を残して来季のJ2降格が決定した。昨季は圧倒的な力でJ2を制したものの、わずか1年で逆戻り。MF山田大記は「この結果を重く受け止め、ゼロからやり直していかないといけない。未来のために中長期的に作り直さないといけない」と厳しい言葉を並べた。

 引き分け以下で降格が決定するという状況が重圧となり、磐田に襲いかかった。渋谷洋樹監督が「シュートで終わればというところでパスの選択をしたり、そういう部分が勝敗を分けた」と振り返ったように、負けられないという思いがプレーの硬さにつながった。攻めあぐねる中、後半21分に中盤のスペースを巧みに利用されて失点を喫すると、同28分にも相手に追加点を献上。直後の29分に攻撃的な交代カードを切って反撃を試みたが、2点のビハインドを覆す力は、今の磐田にはなかった。

 3季ぶりのJ1へ復帰した今季は伊藤彰氏を新監督を新監督として迎えたが、同氏が掲げたポジショナルプレーや可変システムの浸透には時間がかかった。加えて昨季J2得点王のFWルキアンが福岡へ移籍。FW杉本健勇らを新たに獲得したもののルキアンが抜けた穴は大きく、7月には4試合連続無得点で4連敗とチームは苦しんだ。今夏の移籍期間での点取り屋の獲得が急務だったが、今夏の移籍期獲得が決まったのは左サイドバックが主戦場のDF松原后のみと、フロントのバックアップ不足は否めなかった。

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