優勝王手で足踏みの横浜　全体練習に復帰のDF松原が「切り替えて結果を出すのは示してきた」

12日磐田戦を前に練習する横浜のDF松原健（中央）ら
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　3年ぶりJ1優勝に王手をかけている横浜は10日、ホームでの12日磐田戦に向けた練習を報道陣に公開した。接触プレーの影響で直近2試合はメンバーから外れていたDF松原健が、全体練習に合流。右サイドバックで先発を争うDF小池龍太の状態が万全でないこともあり、中3日で迎える次戦は先発復帰の可能性がある。

　勝てば優勝の可能性もあった8日のホームG大阪戦は、圧倒的にボールを支配しながらも相手守備を崩しきれず0―2で敗れた。スタンドで観戦した松原は「久しぶりに上から見ていたけど、ピッチに立つことは本当に簡単ではないし、特別なものだと再確認できた」という。試合内容と結果のギャップに戸惑いを隠せない選手もいた中で「自分たちのサッカーを信じてやってきたからこそ、敗戦となるとどうしても気持ちは沈む。そこを1日で切り替えて、次の試合で結果を出すのは示してきている」。今季の横浜は連敗がなく、敗れた次の試合はこれまで3勝1分け。仕切り直しの大一番でキーマンとなりそうだ。

　リーグは残り3試合で、2位川崎Fとの勝ち点差は5。横浜が磐田に勝ち、川崎Fが同時刻キックオフのホーム京都戦に引き分け以下で、3年ぶりの優勝が決まる。19年の優勝をピッチ上で迎えた松原は「（前回を経験した人が）何かを伝えるというより、チームでまとまることが一番大事。出ていないメンバーの気持ちも背負い、責任を持ってプレーしなきゃいけない」と決意を口にした。