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福岡3失点も猛追2発 ルキアン「不可能ではない」デルガド「何が起こるか分からない」25日第2戦に望み

[ 2022年9月22日 06:00 ]

ルヴァン杯準決勝第1戦   福岡2―3広島 ( 2022年9月21日    ベススタ )

<福岡・広島>広島に敗れ肩をおとすアビスパイレブン(撮影・岡田 丈靖)
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 準決勝第1戦の2試合が21日に各地で行われ、福岡はホームで広島に2―3で敗れた。リーグ戦でも上位につけている強敵に3点リードを奪われたが、FWフアンマ・デルガド(31)の2ゴールで追い上げた。第2戦は25日に行われる。

 福岡は3点のリードを奪われたが、フアンマ・デルガドの意地の2ゴールで第2戦に望みをつなげた。

 クラブ初のベスト4入りを果たし、さらに歴史を塗り替えると挑んだ準決勝第1戦。厳しい展開を個の力で打開した。後半12分にFWルキアン、MF前らを投入。試合の主導権を握ると、同27分にルキアンのドリブル突破からのパスを受けたデルガドがGKをかわしてゴールを決めた。さらに終了間際の同49分にルキアンがつくったチャンスをまたもデルガドが仕留めて1点差まで迫った。

 ホームでの黒星は痛いが、終盤の追い上げは次へとつながる。ルキアンは「とにかく点を取るしかない状況だった。与えられた時間で結果を残せて良かった」。決勝進出のためには敵地での第2戦で2点差以上の勝利が必要だが、「不可能ではない。終盤のパワーを最初から出せるように」と意気込んだ。

 デルガドは「ルキアンとのコンビで練習からいい得点を取れているのでそれが結果に表れた。次も一緒に組めば攻撃のアクセントになれる」と自信をのぞかせた。「まだ90分ある。サッカーは何が起こるか分からない。過去に逆転はいくつもある」と誓った。

 長谷部監督は「後半早々の失点でゲームを難しくしたが、何とか2点返して次の試合につながった」と前を向いた。3点のアウェーゴールを奪われた事実は厳しいが、終盤に見せた勢いを25日の第2戦でさらに加速させる。(村田 有子)

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2022年9月22日のニュース