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福岡惜敗も…相手にゴール献上を指示した長谷部監督をネット称賛「フェアプレー精神半端ないって」

[ 2022年9月3日 21:17 ]

明治安田生命J1第28節   福岡2―3名古屋 ( 2022年9月3日    ベススタ )

福岡の長谷部監督
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 明治安田生命J1第28節が各地で行われ、福岡がホームで名古屋に2―3で敗戦。この試合では前半24分に無抵抗で相手にゴールを決めさせる珍しい場面があり、福岡の長谷部監督がネット上で称賛された。

 話題となった場面は1点を追いかける前半20分すぎ。福岡MFクルークスが負傷したため、名古屋の選手はボールを外に蹴り出した。そのため福岡DF前嶋がスローインで名古屋側に返そうとしたが、そのボールを福岡FWルキアンがカット。そのままクロスを入れてMFクルークスが同点ゴールを決めた。

 こういった場面では名古屋にボールを返すことが一般的だけに名古屋側は猛抗議。両監督同士が話し合う場面も見られた。そこで福岡の長谷部監督は無条件で1点を与えることを指示。キックオフ後に福岡の選手は全く動かず守備を放棄し、名古屋の永井に得点を許した。

 試合は2―3で敗れてしまったがネット上では「長谷部監督すばらしい」「長谷部監督は漢や」「長谷部監督に惚れた」「長谷部監督が1番フェアプレーだったな」「これは長谷部さんよく即断したよな」「アビスパ福岡の長谷部監督は真のジェントルマン」「長谷部監督のフェアプレー精神半端ないって」と、無抵抗での失点を指示した指揮官の判断に称賛の嵐。

 なかには「日本人らしい解決法」「日本のサッカーらしい行為ですよね。ただ、こんなことをスポーツの美学として称賛している間は世界の強豪国に勝てないでしょう」「長谷部監督の判断はちょっと紳士的すぎるな。物議を醸しそう」「長谷部監督は難しい決断をしたなこれ。ルール上は問題ないしこれが後々響く可能性はかなり高いのに」「ルールは破ってないルキアンとクルークスを叩こうとは思わないし、叩くくらいなら長谷部監督を讃えるべきだと思う」といった様々な意見が飛び交っていた。

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