広島　特別な8・6に快勝劇　広島出身22歳川村がJ1初ゴール「サッカーを通してしか伝えられない」

明治安田生命J1第24節   広島2－0鹿島 （ 2022年8月6日    カシマ ）

＜鹿島・広島＞試合前、黙とうする広島イレブン（撮影・西海健太郎）
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　特別な日に広島が劇的な形で勝利を手にした。黙とうで始まった「原爆の日」の試合で、均衡を破ったのは途中出場した育成組織出身のMF川村。22歳でのJ1初ゴールに「絶対に自分が決めてやるという気持ちで臨んだ。何よりこのクラブで取ることができて、凄くうれしい」と目を潤ませた。

　後半38分、ピッチへ送られた。すぐに攻撃に加わり、右折り返しを利き足と逆の右で合わせた。出場からおよそ20秒。「人生で一番うれしかった」と感慨に浸った。

　広島市出身で子供の頃から本拠地のスタジアムに通った。そんな愛着のあるクラブが8月6日に試合をするのは4度目。97年は敗れたが、11年、16年に続いて“3連勝”となり、「サッカーを通してしか（思いは）伝えられない。そういう意味で良かった」と息をついた。