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町野 ポスト大迫に名乗り!湘南のビッグマウス爆走宣言「3ゴール目標」

[ 2022年7月19日 04:30 ]

ボール回しをする町野(左)(撮影・小海途良幹)
Photo By スポニチ

 東アジアE―1選手権は19日に開幕し、男子の日本代表は香港代表と対戦する。日本代表に初招集されたFW町野修斗(22=湘南)が18日、オンライン取材に応じ、大会3得点の目標を掲げた。また、森保一監督(53)の新企画をスタートする。どんな哲学を軸に指揮を執っているのか、過去の発言などから読み解いていく。初回のテーマは「新戦力を見極めるポイント」だ。

 初めて参加した日本代表合宿の感想を聞かれた町野は「普段は敵同士の選手が集まって、何か実感が湧いてきた」と初々しかった。

 今季J1リーグ戦で得点ランキング4位に当たる8得点をマークしているストライカー。1メートル85の長身でポストプレーもこなし、DFの背後への飛び出しも得意。大迫勇也(神戸)が長年担ってきた1トップの新たな選択肢として期待される。

 「他の部分でいいプレーをしてもゴールがないと目立たないし、評価もされない」と豪語し「3ゴールが目標。パスも出てくると思うし、チャンスは3回以上必ずある。しっかり決めたい」と大会3得点を目標に掲げた。

 大阪・履正社高を卒業後、18年横浜に加入したが「ボールコントロールとか、強度とか全てにおいて2、3段階違った」とトップの選手とのレベルの差を痛感させられた。出場機会に恵まれず19年にJ3北九州に期限付き移籍。新天地で8得点しJ2昇格に貢献すると、20年もJ2で7得点を記録した。昨季湘南に移籍しJ1でも実績を残し、ついに日本代表にたどり着いた。

 挫折を経て、はい上がって来たキャリアを「横浜1年目は練習にも参加できないような状況だった。見返してやるという気持ちでJ3に行って、J2に上がってというステップアップだった」と振り返った。

 高校選抜、U―18日本代表候補に入ったことはあるが、日の丸をつけて戦う国際大会出場には特別な感慨がある。「(日本代表は)テレビで見る側だったので、夢という感じだった。プレッシャーは少なからずあるけど、楽しみの方が大きい」と声を弾ませた。

 《データ》03年に始まり過去8回開催されているE―1選手権(前身大会を含む、全て3試合制)で日本代表の1大会個人最多得点は、ともに初招集だった13年FW柿谷曜一朗と19年FW小川航基で3得点。柿谷はデビュー戦の中国戦で1得点、韓国戦では全2得点を挙げて日本の初優勝に貢献し、翌14年W杯ブラジル大会のメンバーに招集された。小川は香港戦でデビュー戦ハットトリックの離れ業を達成した。

 ◇町野 修斗(まちの・しゅうと)1999年(平11)9月30日生まれ、三重県出身の22歳。父と兄の影響で、3歳でサッカーを始める。大阪・履正社高卒。18年横浜加入、19年北九州に期限付き移籍しJリーグ初出場。20年北九州に完全移籍。21年湘南に完全移籍。今季19試合出場8得点。1メートル85、77キロ。

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2022年7月19日のニュース