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川崎F・鬼木監督 ジョホールDTに引き分け「非常にタフなゲーム」「次はまた違ったゲームができる」

[ 2022年4月22日 15:22 ]

相手と競り合う佐々木旭(AP)
Photo By AP

 ACL1次リーグI組の川崎Fは21日、マレーシアで第3戦に臨み、グループ首位に立つ地元のジョホールDTに0―0で引き分けた。第2戦の広州FC(中国)戦から先発9人を変更。球際での激しいバトルを繰り広げながらゴールを目指したが、後半29分のDF佐々木旭(22)の右足ミドルシュートが右のポストに弾かれるなど、1点が遠かった。

 鬼木達監督(48)は「非常にタフなゲームになった。前半でいくつかチャンスがあったので、そこで点を決めていれば違った展開になったと思うが、決められずに相手の集中力も続き、コンディションも自分たちはどんどん厳しくなっていった。後半ももう少し自分たちからアクションを起こせたら。チャンスの数をもっと増やさないといけない」と振り返った。

 手ごわかった相手については「1人ひとりが頑張りますし、組織としてもオーガナイズされていて崩すのは難しいという印象がある」と分析しながらも「落ち着いて自分たちのサッカーを取り戻すことで、次はまた違った試合ができる」と手応えを強調。「悔しい思いは強いが、次のゲーム(24日)で勝ち点3を取れるように修正していきたい」と同じ相手との連戦を見据えた。

 惜しいシュートを放つなど気を吐いた佐々木は「内容としてはそこまで悪くなかったのかなと思うが、得点が取れなかった。Jリーグでもそうだが、1試合3点以上という目標を掲げているからには、得点力、決定力の精度をもっともっと上げていかなければいけない」と指摘。「頭を切り替えて勝つことだけに集中して、次は2点、3点と取れるようにしたい」と次節を見据えた。

 声を出しての応援が認められているため、会場を本拠地とするジョホールDTとの対戦は“完全アウェー”の空気となった。DF谷口彰悟(30)は「会場の雰囲気も含めて手ごわい相手だった。ただ、自分たちがしっかりやれれば絶対に差をつけられるなということも同時に感じた90分だった」とキッパリ。「自分たちのクオリティーを上げないと最後のゴール前で差を出すことができないと思うので、チームみんなで取り組んで次は勝ちたい」と誓った。

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