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鳥栖まさか3失点…リーグ8戦目で初黒星、川井監督「相手のパフォーマンスが良かった」

[ 2022年4月11日 05:30 ]

明治安田生命J1第8節   鳥栖1-3京都 ( 2022年4月10日    サンガS )

<京都・鳥栖>京都に敗れ肩を落とす鳥栖イレブン
Photo By 共同

 8試合が行われた。鳥栖は敵地で京都に1―3で完敗した。3点を追う後半にMF小野裕二(29)がPKを決めたが、追い上げが遅かった。開幕8戦目でリーグ戦今季初黒星。複数失点も今季リーグ戦で初めてとなった。福岡は広島で0―1で敗れ、今季初の連敗となった。

鳥栖が今季8戦目で初黒星を喫した。立ち上がりから激しい球際の攻防となったが、前節まで7戦2失点とリーグ最少失点を誇るJ1最強の堅守が破られた。

 前半10分、川井健太監督(40)が「ポイント」と警戒していた相手エース、ウタカに今季初めて完全に崩された形から先制点を決められた。4分後にはセットプレーから2失点目。前半の序盤で2点を追うまさかの展開に、指揮官は「一歩の寄せ、球際の部分で相手のパフォーマンスが良かった」と脱帽した。主将の藤田は「奪ったあと簡単にボールを失いすぎた。立ち上がりの流れを持っていかれた中での2失点」と唇をかんだ。

 後半は3バックから4バックに変更し、小野、荒木、本田、藤原と攻撃的選手を次々と投入。ゲームの主導権を握るも反撃は同32分に相手ハンドで得たPKを小野が決めた1得点にとどまった。

 小野は今季鳥栖に3年ぶりの復帰後初得点。「個人的にゴールを獲ったのはいいことだがチームが勝たないと意味がない」と渋い表情だった。前節の5得点快勝からの完敗に藤田は、「必ず負ける時は来るし連敗にしないことが大事。沈んでしまうのか、しっかり切り替えてやるか。次の試合が大事になってくる」と再進撃を誓った。

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2022年4月11日のニュース