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【岩本輝雄氏・運命の大一番展望】雨予報の豪州決戦の地…荒れたピッチでの空中戦に要注意

[ 2022年3月23日 19:12 ]

日本の3.24豪州戦W杯出場決定条件
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 日本代表は24日、アウェーでオーストラリアと対戦する。勝てば7大会連続のW杯出場が決定するが、負ければW杯自動出場圏外の3位に転落。森保一監督(53)とも親交のある元日本代表DF岩本輝雄氏(49)が、この運命の大一番を展望した。

 オーストラリアは前横浜のポステコグルー監督の時代からつなぐサッカーに変わった。パスを回して左利きのボランチ・フルスティッチが前線に配球、両サイドバックも積極的に前に来るのが特徴だ。日本は体格で劣るが、中盤でボールを奪えば、伊東のスピードを生かしてカウンターができる。オーストラリアがつないでくれば、十分に対処できる。

 ただ、現地は雨の予報で、荒れたピッチでパスがつなぎにくくなるため、オーストラリアがロングボールを多用してくる可能性がある。日本は体の大きな選手に斜めにクロスを入れられて空中戦を挑まれると苦戦する。はね返してもセカンドボールが拾えないと、いい攻撃ができない。日本がやられるのは、こういう状況が多い。

 日本もFW大迫、前田、DF酒井が欠場するが、バックアップもいい選手がそろっているので問題ない。特に伊東が好調で、彼の速さは相手も相当苦労するはず。日本がリードすれば相手が出てくるのでさらにスピードが生きる。森保監督も采配を批判されたこともあったが、「いろいろな意見があるし真摯(しんし)に受け止めている」と言っていた。平常心は保っている。簡単ではないが、勝機はあると思う。
(元日本代表MF) 

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