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南野拓実 前日合流の強行軍も「やれることを精一杯」 “特別な舞台”へ「絶対に勝利して、出場権を」

[ 2022年3月23日 10:54 ]

南野拓実
Photo By スポニチ

 日本代表のFW南野拓実(27=リバプール)が23日、翌日に迫ったW杯アジア最終予選オーストラリア戦(シドニー)に向けオンラインで取材に応じた。

 22日に現地入りし、チーム合流は前日練習からという強行軍。それでも「何がなんでも勝たないといけない試合。時間はないですけど、やれることを精一杯やるだけ」。落ち着いた表情で現在の心境を語った。

 この日はW杯に懸ける強い思いも口にした。W杯はサッカー選手なら誰もが夢見る大舞台。出場未経験の南野にとっても例外でなく、「やっぱりW杯は選手にとって特別なもの。自分にとっても小さい頃から出場したいと思っていた舞台」と目を輝かせる。その夢舞台まであと一歩と迫り、勝てば日本として7大会連続の出場が決まる大一番へ「この代表を通してW杯に向けてプレーさせてもらっているなかで、やっぱり出場したい気持ちも強くなった。だからこそ、あしたは絶対に勝利して、出場権を勝ち取りたいと思います」と強い意気込みを示した。

 今回は森保ジャパン不動の1トップ大迫(神戸)が直前のリーグ戦で負傷し不参加。さらに代役を務める可能性が高かった前田(セルティック)も続いてケガで辞退となった。左FWが主戦場の南野が1トップを務める可能性も浮上しているが、「出たポジションでどうやってチームにどう貢献できるかを常に考えているので、もし試合に出たら、そういう部分をしっかり発揮できれば」と、ポジションに関係なくチームに貢献する構えだ。

 2月1日のサウジアラビア戦では、待望の最終予選初ゴールを決め、チームの2―1勝利に貢献した。今回は連発弾、W杯を決めるゴールにも期待がかかる。背番号10は「もちろん、やっぱりそれでチームに貢献したい気持ちは一番持っています。ただ誰がゴールを奪うかよりも、チームの勝利が一番だと思っている。そのために頼りになる選手がたくさんいることは、チームにとって良いことだと思いますし、自分もそういった部分で貢献したいと思います」と、静かに闘志をもやした。 

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2022年3月23日のニュース