×

森保JAPANにアウェーの洗礼…警戒凸凹ピッチ ラグビー開催ではがれた芝生、24日雨予報で状態最悪か

[ 2022年3月22日 05:30 ]

ランニングする(右から)長友、佐々木、浅野(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 思わぬアウェーの洗礼に苦しめられそうだ。勝てばW杯カタール大会出場が決まるアジア最終予選オーストラリア戦(24日、シドニー)を控える日本代表は21日、シドニー郊外で合宿2日目の練習を行った。試合会場となるスタジアム・オーストラリアでは20日、13人制ラグビーの公式戦を開催したことで芝生がめくれ上がるなどピッチ状態は不良。加えて試合当日は雨予報もあり、パスサッカー主体の日本代表は割り切った戦い方も求められそうだ。

 高温多湿、シャワーの温水が出ない…。アウェーの洗礼は数あれど、オーストラリアではラグビー大国らしい手荒な歓迎が待っていた。

 オーストラリア戦が予定されている試合会場では20日、現地でサッカーよりも人気があるという13人制ラグビーのナショナル・ラグビー・リーグ(NRL)の公式戦が開催された。激しいプレーの連続に前半から芝生がはがれ、試合終了時には凸凹状態。試合までの中3日で完全に修復できるか不安が残る。

 荒れたピッチにぬかるみも加わる。24日のシドニーは降水確率80%の予報。にわか雨の可能性が高く、時間帯によっては雷雨になることもある。平均身長に勝るオーストラリアは荒れたピッチも関係なく、ロングボールやセットプレーといった“空中戦”を生かせる一方、日本のパスサッカーには不利な状況になりそうだ。

 この日、取材対応したドリブラーのMF三笘は荒れたピッチに警戒感を強める。雨の日は芝の長さもドリブルに関係するといい「少しボールが伸びることは多くて、ボールを失うリスクも高くなる」と分析。「スピードを上げすぎると、より(失う)リスクが増えるかなという印象がある」と“地上戦”の難しさを語った。

 ただ、三笘はこの逆境を好機とも捉えている。「この試合で今後のサッカー界も変わると思っている」と飛躍のきっかけにする覚悟だ。試合2日前に合流する選手もいる欧州組の中では調整時間に恵まれている。「チームとしても個人としても命懸けで戦う。代表として未来が決まる試合」と決意を語った。

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月22日のニュース