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U―21代表候補・藤尾 大岩体制第1号から連発「アピールできたことは凄くうれしい」

[ 2022年3月10日 05:30 ]

<U21・横浜>前半、ゴールを決めるU21・藤尾(撮影・白鳥 佳樹)
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 24年パリ五輪を目指すU―21日本代表候補は千葉市内での合宿最終日となった9日、対外試合(45分×2)を行い、練習生を加えた横浜に5―1で快勝した。先発したFW藤尾翔太(20=徳島)が大岩ジャパン体制の初ゴールを含む2得点と大活躍。17日発表予定のU―23ドバイ杯(23日開幕、UAE)メンバー入りへ猛アピールした。

 パリへの号砲は前半7分だった。右サイドのクロスボールにFW藤尾が頭で合わせて先制。同22分にもカウンターからの流れで追加点。パリ五輪世代の第1、2号となる連続弾に「試合前からゴールにこだわっていた。新監督の下でアピールできたことは凄くうれしい」と笑顔を見せた。

 各年代別代表に名を連ねてきた。昨季はC大阪から育成型期限付き移籍で加入したJ2水戸で22試合8得点。「背後に抜ける動きが強みだが、ボールを大事にする部分が課題だった」と、今季はポゼッション志向のJ2徳島に移籍。第2節ですでに1得点を挙げ、大岩剛監督も「自分がチームを引っ張っていくという姿勢を見せることを期待している」と期待を示した。

 海外組の招集も予定されているU―23ドバイ杯。代表メンバー入りにはリーグ戦でアピールを続けることが重要になる。藤尾は「(J2で)2桁ゴール。15点取れたらと思っている」と大暴れを誓った。

 ◇藤尾 翔太(ふじお・しょうた)2001年(平13)5月2日生まれ、大阪府出身の20歳。C大阪ユースから20年にトップチームに昇格。J1デビュー戦となった同年浦和戦で初出場初得点を記録した。昨季は育成型期限付き移籍で加入したJ2水戸で22試合8得点を挙げ、今季はJ2徳島へ移籍した。1メートル80、67キロ。利き足は右。

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2022年3月10日のニュース