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京都・チョウ貴裁監督「練習に金、銀、銅があるならば…金」 攻守のカウンター戦術に余念なし

[ 2022年2月10日 16:25 ]

京都・チョウ貴裁監督
Photo By スポニチ

 J1京都のチョウ貴裁監督が10日、オンライン取材に応じた。12年ぶりのJ1挑戦は「攻守のカウンター」を重視。8日の公開練習ではピッチを大きく使った6対6のゲームでチーム内の意識共有を徹底させていた。

 「このサッカーをやるならば避けては通れない。必ず、その局面に出合う。そういう時でもどんな時でもチームとして(カウンターの)意識を落としてはいけないし、相手を上回らないといけない」

 今季は高いDFラインを設定。前線からプレスを掛けた積極的な戦いを目指している。ボールを奪えればショートカウンターに転じることができるが、同時にプレスが外された時にはカウンターの危機を招く。チャンスにもなればピンチにもなる戦術。だからこそピンチを減らしてチャンスに転じさせる回数を増やせるかは、今季の勝ち点に直結する。

 8日のカウンター練習は攻守の切り替えや奪い返す能力、運動量…サンガスタイル体現に向けて最上位に位置するものが詰まった練習だった。現在行われている北京冬季五輪を意識したのか、指揮官は「練習に金、銀、銅、アルミがあるならば金のトレーニング」と独特な表現で表した。

 19日には本拠地でリーグ開幕・浦和戦。最後に指揮官は「来週(リーグ開幕ウイーク)は何を聞かれても答えないよ。雑談にしましょう。京都の美味しい店を共有しましょう。僕からクサビを打っておきますよ」と冗談で締めたが、それは戦う準備ができつつあることの証左でもある。

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2022年2月10日のニュース