柏FW森海渡　大学卒業待たずプロで成長誓う、スピードが武器

18日開幕　J1注目の新戦力

柏FW森海渡
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　覚悟は並々ならぬものがある。柏FW森海渡（21）は30メートル走3秒86のスピードを生かしたプレーで昨季関東大学リーグ1部で14得点。まだ3年生だが、筑波大サッカー部を退部し、柏入りした。

　「小さい頃から着ていたユニホームなので感慨深い。これを着て戦えると思うとわくわくする」。柏は小学4年生のときに下部組織に入団した古巣で、ユースまで9年間在籍。大学は3年間で卒業に必要な単位を取得できる見込みで、「卒論だけ残っているが、プレーに支障はないと思っている」と、両立に自信を見せる。

　卒業を待たずにプロ入りしたのは「もっと成長しなければと思ったから。日本を代表する選手になり、海外で活躍する目標があるので、逆算して今季からチャレンジする方がいいと思った」。3年生になった頃から「早めに」の思いが強くなり、決断した。コートジボワール代表のFWハラーや日本代表FW大迫が手本。「5ゴールを挙げてチームの勝利に貢献できるように」と目標も明確だ。

　◇森　海渡（もり・かいと）2000年（平12）6月7日生まれ、千葉県出身の21歳。六実SCから柏レイソルU―12に入団。同U―15、U―18（日体大柏高）を経て筑波大に進学。現在3年在学中。筑波大でスプリントの指導を受けて俊足に磨き。「地面を蹴るのではなく、足を引き上げることを繰り返す」が秘訣（ひけつ）。好きな食べ物は寿司、好きな音楽はBASI。憧れの選手はハーランド。足の大きさは28センチ。家族は両親と姉。1メートル85、80キロ。