名古屋　沖縄キャンプ打ち上げ　コロナによる休止乗り越え、長谷川監督「なんとか開幕に間に合わす」

名古屋・長谷川健太監督（Ｃ）Ｎ．Ｇ．Ｅ．
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　J1名古屋は9日、沖縄で1月24日から行っていたキャンプを打ち上げた。

　選手、スタッフに新型コロナウイルスの陽性者が複数人出た影響で、チームは1月29日から2月4日まで全体練習を休止。当初は6日にキャンプを打ち上げる予定だったが、9日まで延長し、練習に取り組んだ。

　今季から指揮を執る長谷川健太新監督はコロナというアクシデントを乗り越え「やれることは最低限、やったつもり。状態はベストではないと思うが、何とか全員開幕に向けて意識を高く持ってやってくれている」とキャンプを総括。ただ、キャンプ中に予定していた練習試合は4試合のうち、3試合が中止となった。

　実戦感覚や戦術の落とし込みなどに不安要素を残す中、12日に磐田との練習試合が決定。「練習試合も何試合かできなかったのでチェックもなかなかできなかった。磐田戦をやれるのは本当に救い」と貴重な実戦機会に感謝し、その上で「開幕に向けてより、まず磐田戦に向けてしっかり戦える準備をしないと。どんなパフォーマンスを見せてくれるか、いろいろとチェックしていきたい」と選手の状態を最終判断する。

　19日に行われる神戸との開幕戦（豊田スタジアム）まで残り10日。長谷川グランパスは厳しい船出となったが「なんとか開幕に間に合わす。ここから準備、仕上げていきたい。楽しみに待っていただきたい」と決意した。