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セルティック古橋 今季公式戦15戦10発!故障者続出の日本代表攻撃陣、救世主になる

[ 2021年10月29日 05:30 ]

スコットランド・プレミアリーグ   セルティック3―1ヒバーニアン ( 2021年10月27日 )

<ヒバーニアン・セルティック>前半30分、ゴールを決める古橋(共同)
Photo By 共同

 スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧(26)が27日、敵地でのヒバーニアン戦で後半36分までプレーし、今季公式戦10ゴール目となる追加点を決めた。チームは3―1で勝利し、リーグ4連勝を飾った。来月にW杯アジア最終予選(11日ベトナム戦、16日オマーン戦)を控える日本代表の攻撃陣に故障者が相次ぐ中、今夏神戸から欧州に移籍した26歳が頼もしい活躍を続けている。

 ストライカーの嗅覚だった。2―0の前半30分、右サイドからの仕掛けに対し、古橋はゴール正面にスペースを発見。オフサイドを気にしながら絶妙なポジションを取り、味方からのパスを右足で丁寧に合わせた。試合後には自身のツイッターに「ゴールでチームに貢献できるのは格別です」と投稿。首位を走るレンジャーズに勝ち点2差まで迫り、「リーグ首位までもう少し!次も頑張ります」とつづった。

 リーグ戦5点目で、今季公式戦は通算10ゴールとした。欧州における日本人の公式戦最多得点は、16~17年にヤングボーイズ(スイス)、ヘント(ベルギー)に所属した久保裕也(27=MLSシンシナティ)の42試合23得点が最高記録。今夏に加入して約3カ月で公式戦15戦10得点の古橋は、その記録更新も狙えるハイペースでゴールを量産中だ。

 本来は1トップを主戦場とするが、この日は右FWとして先発して結果を残し、攻撃面でのユーティリティーぶりを発揮した。日本代表は来月にW杯最終予選2戦を控える中、大迫、久保、堂安、伊東と1トップや右サイドを担ってきた攻撃陣に負傷者が相次いでいる。古橋はここまで最終予選4戦では先発1試合、途中出場3試合で、主に切り札として起用されてきた。攻撃陣にケガ人が続出している緊急事態の中、勢いのある“絶好調男”には攻撃陣の核として期待が高まっている。

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