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来日7年目で自身初タイトルを目指す名古屋フィッカデンティ監督は反攻期す 27日の「前哨戦」で完敗

[ 2021年10月29日 19:14 ]

<名古屋練習>練習を見つめるフィッカデンティ監督(撮影・小海途 良幹)
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 来日7年目で自身初タイトルのチャンスを手にした名古屋マッシモ・フィッカデンティ監督は“前哨戦”に苦い経験を糧にする。27日の天皇杯準々決勝C大阪戦では0―3の完敗。「大変な日程の中で多くの犠牲を払いながらこの舞台に立てる。我々は出せるものは出すし、言い訳はしない。試合へのアプローチが勝敗を分ける」。冒頭15分を公開した最終調整ではDF丸山やMF米本ら負傷者を除く全選手が参加し、ランニングやストレッチなどで汗を流した。規約上、天皇杯で出場できなかったDFキム・ミンテらがスタメン出場すると見込まれる。

 19年9月に就任。同年の最終節でからくも残留を決めた時にはスタジアムから大ブーイングを浴びた。そして2年間を掛けて、チームを立て直してきた。「私のキャリアうんぬんではなく、クラブとして久々に価値の高いファイナルに挑めるのが大事なんだ。そういう試合をするという位置付けで、今夜一晩を過ごしたい」。新しい勲章をつかみ取り、クラブを新たなステージへと進めさせる。

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2021年10月29日のニュース