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横浜・大然 3発で11戦無敗&大勝けん引 スプリント回数新記録の「64」

[ 2021年8月16日 05:30 ]

明治安田生命J1第24節   横浜5―1大分 ( 2021年8月15日    ニッパツ )

<横浜・大分>後半38分、前田がヘディングシュートを決めてハットトリックを達成。エウベルと喜び合う(撮影・篠原岳夫)
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 明治安田生命J1リーグは15日、各地で4試合を行い、横浜が大分を5―1で下した。東京五輪代表のFW前田大然(23)が3得点1アシストと大活躍。加えて「64」のスプリント回数(時速24キロ以上で1秒以上の走行)を記録し、自身の4月の「62」を上回るリーグ新記録となった。チームは11戦無敗で首位の川崎Fとの勝ち点差を6に縮めた。

 前田が圧巻のプレーを披露した。3得点1アシストに驚異の「64」のスプリント回数新記録。「素直にうれしい。(五輪で)ちょっとした自信も持ち帰っているので、それを今はうまく表現できている」と大爆発した。

 前半30分、仲川からのマイナスのパスを蹴り込んで先制点。愛娘の爽世(そよ)ちゃん(2)と約束したバイキンマンのポーズを披露した。圧巻は後半30分の自身2点目。水沼の浮き球のロングパスに抜け出し、右足トラップ。飛び出たGKの上を越すループシュートを決め、会場をざわめかせた。

 五輪では途中出場3試合で1得点。4強で終戦した悔しさと自信の両方を持ち帰って7日に横浜に合流すると「試合に出たい」と申し出た。途中出場した9日の清水戦から、休む間もなく3試合に連続出場中だ。

 U―22代表の19年に一度あるが、クラブでのハットトリックは初めて。得点ランクは2位タイに浮上した。首位川崎Fとの勝ち点差は6月に21差まで開いたが、6差まで迫った。「これからもっと点を取れるようにしたい」と話すスプリント王の視界には、得点王もリーグ制覇も入る。(波多野 詩菜)

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2021年8月16日のニュース