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マジョルカ・久保 開幕戦途中出場 不発も存在感!有観客チャントで出迎え

[ 2021年8月16日 05:30 ]

スペイン1部   マジョルカ1―1ベティス ( 2021年8月14日 )

ベティス戦の後半、途中出場し競り合うマジョルカの久保建(右)
Photo By 共同

 スペイン1部レアル・マドリードから同マジョルカに期限付き移籍した日本代表MF久保建英(20)が14日、ホームで行われたベティスとのリーグ開幕戦に途中出場を果たした。有観客開催となった2季ぶりの古巣復帰戦。後半16分、新背番号17を背負い地元ファンの大声援を受けてピッチに立った久保は、直接FKを蹴るなど積極的なプレーを展開。得点こそ奪えなかったが、抜群の存在感で1―1ドローに貢献した。

 久保が最高の雰囲気の中で帰ってきた。20年3月以来、約17カ月ぶりに有観客で開催されたホーム開幕戦。この日はベンチスタートとなったが、背番号17をつけて1―1の後半16分からピッチに立つと、スタジアムに詰めかけた約6300人のファンからは大きな拍手で迎えられ、さらに「タケ・クボ、タケ・クボ」の個人チャントの大声援も送られた。

 久保もそんなファンの期待に応えるかのように、積極的なプレーを披露した。合流してわずか4日だったが、そこは慣れ親しんだピッチ。スムーズにゲームに入り、相手の激しいチェックを受けながらも、得意のドリブルで果敢にゴールを狙った。

 後半27分からは左から右にポジションを移してプレー。その2分後には、自ら得た直接FKからゴールを狙った。約25メートルの距離から放たれた一撃は枠を捉えられなかったが、存在感を示すには十分だった。開幕戦ゴールとはならなかったが、一段とたくましさを増した20歳に、ルイス・ガルシア監督も試合後、高い評価を与えた。ポジションに関しては「右サイド、または中央、彼が最もやりやすい場所でプレーすることが重要」と強調し「彼はチームにとって重要な存在となり、多くのことをもたらしてくれるだろう」と期待した。

 メダルを逃した東京五輪を経て、「大事なのは結果」との思いをさらに強くした久保。前回の在籍時に2部に降格した愛着の強いチームを、今度は圧倒的な結果で上位へと押し上げる。

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2021年8月16日のニュース