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大分 九州ダービーは鳥栖とドロー、ルーキー・藤本PK獲得で勝ち越しチャンスも痛恨…

[ 2021年5月16日 05:30 ]

明治安田生命J1第14節   大分1―1鳥栖 ( 2021年5月15日    昭和電ド )

<大分・鳥栖>引き分けに終わりスタンドへ一礼する大分イレブン(撮影・岡田 丈靖)
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 「Jリーグの日」の九州ダービー。追い上げムードで手にしかけた大分の勝ち点3が逃げた。同点に追いついた1分後の後半38分、直前に投入されたルーキー・藤本がPKを獲得。勝ち越しの大チャンスに自らキッカーを務めたが、思い切り右に放ったシュートは相手GK朴一圭に完璧に読まれセーブされた。

 追いついた流れから勝ち越しの好機を逸してのドロー。片野坂監督は悔しさと納得が入り交じる表情を浮かべた。「勝ち点3を取れたゲームでもあったし捉え方はいろいろだと思うが、負けなかったこと、上位の鳥栖さんに勝ち点1を取れて良かった」

 痛すぎるPK失敗には、改善の余地がある。現在は選手任せのキッカー。第10節の柏戦でも伊佐が外しており、指揮官は「今後は蹴る責任を持てる選手を私が決めることが大事かなと思う」と、大事な場面で指名する考えを明かした。

 前半に先制されるも後半37分に、途中出場の長身FW長沢が得意の頭で同点ゴール。「どんどんクロスを上げてくれといっていた。マークがミスマッチだったのでゴールが決まって良かった」。下田からのクロスを完璧に合わせた豪快弾でリーグ最少失点を誇る相手の堅守を打ち破った。それでも、降格圏にいる現状は変わらない。「追いついて引き分け。率直に勝てる試合だった」と悔しさは残った。

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2021年5月16日のニュース