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森保J・吉田、25日韓国戦へ移動ミッション完遂 親善試合では異例のチャーター便

[ 2021年3月24日 05:30 ]

国際親善試合   日本ー韓国 ( 2021年3月25日    日産ス )

練習に合流した吉田(右)は森保監督と話す
Photo By スポニチ

 日本代表は23日、横浜市内で合宿2日目に突入した。主将のDF吉田麻也(32=サンプドリア)とMF守田英正(25=サンタクララ)は25日の親善試合・韓国戦(日産ス)出場のために、ベルギー発羽田空港着の小型チャーター便を使って欧州から帰国する“ウルトラC”作戦を敢行。リミット直前に合流を果たし、全23選手がそろった。

 宿敵撃破への“奥の手”さく裂だ。新型コロナの防疫対策として、海外から入国する選手は入国翌日から3日間毎日検査を実施し、3回陰性が証明されなければならない。必然的に25日の出場には22日中の入国が条件だったが、吉田と守田は22日午後11時30分すぎに帰国。反町技術委員長は「皆さんも驚かれたと思う。準備をしてこぎ着けたということ」と検査結果次第で出場可能な見解を示した。

 特に吉田は日本時間21日午後11時にトリノ戦がキックオフ。コロナ禍で航空機の便数が限られている中、当初は入国が間に合わない見方もあった。不可能を可能にしたのは、チャーター便。日付が変わるギリギリのタイミングで入国し、韓国戦出場の資格を得た。W杯などではなく、親善試合で異例の措置。それだけ韓国戦を重要と位置付けていることを示した形だ。

 冒頭15分の公開練習で、吉田はランニングやパス回しなどで汗を流した。対韓国戦は2連敗だけではなく4試合連続で失点中。頼れる主将が、11年8月以来10年ぶりのシャットアウトに導く。 

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2021年3月24日のニュース