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鹿島の上田綺世が今季1号も「満足はいかない」 思い入れある背番号18背負い責任感増す

[ 2021年2月10日 20:15 ]

練習試合   鹿島3―1甲府 ( 2021年2月10日    宮崎 )

甲府との練習試合で自身1号を挙げた鹿島・上田(C)KASHIMA ANTLERS
Photo By 提供写真

 J1鹿島のFW上田綺世(22)が、今季自身1号を決めた。宮崎キャンプ7日目の10日、J2甲府との練習試合(35分×4本)を実施。3本目からピッチに立つと、2―1で迎えた4本目の30分にカウンターからネットを揺らした。「コンディションもMAXではない。まだ、自分なりに満足はいかない」と、得点にも決して笑顔はない。

 今季は特別な番号を背負う。父・晃さんは元西ドイツ代表FWユルゲン・クリンスマンに憧れ、社会人リーグ時代に背番号18でプレー。点取り屋として活躍した父にひかれてサッカーを始めた上田にとって、18番は「思い入れのある番号」だったという。「一昨年くらいから。ずっと欲しかった」という待望の番号を背負うと同時に、責任も増している。

 昨季はプロ2年目で初の2桁得点となる10得点をマーク。終盤にFWエヴェラウドとの2トップの一角を形成した。さらなる飛躍を狙う3年目。「チームの勝利のため」が信条の上田にとって、得点数にこだわりはない。「(目標は)優勝です」ときっぱり。5季ぶりの国内タイトルは、22歳の若きエースに掛かっている。

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2021年2月10日のニュース