×

鹿島が21年シーズン始動 三竿は5年ぶり国内タイトルへ「1番タイトルを獲りたい気持ち」

[ 2021年1月20日 16:02 ]

オンラインで取材対応する鹿島・三竿(C)KASHIMA ANTLERS
Photo By 提供写真

 J1鹿島は20日、茨城県鹿嶋市内で2021年シーズンを始動した。この日に帰国予定のザーゴ監督ら外国籍選手を除くメンバーでスタート。ランメニューを中心に汗を流し、主将2年目を迎えるMF三竿健斗(24)は「みんなチームメートと再会できることを待ち望んでいて、すごくうれしそうな雰囲気だった。チームが若返ったなという印象がある」と笑みを浮かべた。

 昨季はリーグ終盤に追い上げをみせるも、5位で2年連続無冠に終わった。国内タイトルは16年を最後に遠ざかっているだけに、三竿は「すごく選手として責任を感じている。毎年悔しい気持ちや責任を持ってシーズンに挑んでいるが、今年は今までにないくらい優勝したい気持ちが強い」と唇を噛み、巻き返しを胸に誓った。

 今季は主力の大半が残留し、現段階での移籍加入はブラジル人MFアルトゥール・カイキ(28)のみ。三竿は「昨年1年間戦ってきた多くのメンバーがいるのでベースはできている」と手応えを語る一方、新人は昌平高のMF須藤直輝(18)ら6人が加入した。「練習が始まった時に戦闘モードに入っているか」を主将として促しながら、チームをまとめ上げる思いだ。

 今年でクラブ創立30周年の節目を迎える。鹿島加入6年目の三竿は「鹿島に来てから1番タイトルを取りたい気持ちが、オフ期間中もずっとあった」と振り返る。今オフは「クリーンにボールを奪う」ことをテーマに掲げ、股関節を中心にトレーニングを積んできたという。

 「昨年よりも結果を残せる自信はある。タイトルを取れるチームになるためには、全員が“タイトルを獲る”という意識を常に持って日頃の練習をやること。それが高い要求につながり、チームは成長する」と三竿。“常勝”の誇りを取り戻し、節目のシーズンを飾る。

続きを表示

2021年1月20日のニュース