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青森山田、3大会連続4強 タビナス“兄超え”弾で先制、4発圧勝

[ 2021年1月6日 05:30 ]

第99回全国高校サッカー選手権 準々決勝   青森山田 4-0 堀越 ( 2021年1月5日    駒沢 )

前半14分、タビナス(右)が先制ゴールを決める(撮影・篠原 岳夫)
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 “兄超え”の一発が、3大会連続4強への号砲となった。青森山田は開始32分で4得点し、堀越に完勝。口火はJ3岩手に内定しているDFタビナスの先制点だった。左サイドバックは14分、左CKのこぼれ球に詰め、混戦からすかさず左に流し込んだ。

 兄はJ2水戸のDFタビナス・ジェファーソン。その兄から3日の帝京大可児戦後に届いた「思いっきりやってこい」というエールを胸に、同じポジションだった兄も桐光学園時代に2度の選手権出場で奪えなかったゴールを奪った。

 初戦から3戦10得点で、うちセットプレーが7得点を占めるが、「ガンガン相手の脅威になるスピードを出して、チームを助けられる選手になりたい」と話すタビナスが、サイドの制圧に一役買う。2大会ぶりの頂点まで、あと2勝に迫った。

 ◆タビナス・ポール・ビスマルク 2002年7月5日生まれ、フィリピン出身で東京育ちの18歳。FC WASEDA―FCトリプレッタJrユース―青森山田。J3岩手に加入内定。尊敬する人はマラドーナ氏。50メートル5秒9。家族はガーナ人の父とフィリピン人の母と兄2人。1メートル86、75キロ。血液型A。

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2021年1月6日のニュース