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日本文理大付 敗退も強豪から1点、垣内主将「できることは全力でできた」

[ 2021年1月3日 05:30 ]

第99回全国高校サッカー選手権第2日 2回戦   日本文理大付(大分)1―2富山第一(富山) ( 2021年1月2日    等々力 )

<富山第一・日本文理大付>前半、日本文理大付・垣内はPKを決め喜ぶ(撮影・西尾 大助)
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 敗れはしたが、初出場の日本文理大付(大分)が強豪から1点を奪い、チームに新たな歴史を刻んだ。主将の垣内は「悔しいのが一番あるし、まだまだやれた感覚もある。初めての全国の舞台で緊張したが、自分たちにできることは全力でできた」と唇をかみつつ、充実感ものぞかせた。

 2点を追う前半30分、相手のハンドで得たPKのチャンスで垣内が決めた。「PKになった瞬間、決める自信しかなかった。右に振り抜けば入ると、何も考えずに打った」。自分らしい一撃に胸を張った。

 相手は全国制覇の経験もある富山第一。立ち上がりから力強いプレスに苦しみ、前半に2点を先行された。球際や1対1で競り負ける場面も目立った。自分たちのつなぐサッカーをさせてもらえず「予想以上に強くて慣れるまでに時間がかかった」。ただ、全国のレベルを肌で感じた経験は、チームにとって大きな財産だ。

 垣内は「1、2年生も努力して、もう一度この舞台に立つことを期待したい」と後輩に託した。「ここでいろんなことを経験させてもらった。練習から自分の足りないところを磨いて大学でまた輝いてプロになれたら」。この経験を糧に自分の夢もかなえていく。

 ▼日本文理大付・保明栄治監督 これが全国大会。予想以上に押し込まれたが、一生懸命やってくれた。このような経験を重ねていかないといけない。

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2021年1月3日のニュース