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サッカー界にまた悲報 マラドーナ氏に続きロッシ氏も逝く イタリア代表として82年W杯で優勝

[ 2020年12月10日 14:08 ]

 1982年のサッカーW杯スペイン大会でイタリア代表を優勝に導き、得点王にもなったパオロ・ロッシ氏が死去したことが9日に明らかになった。妻のフェデリカ・カペレッティさんがインスタグラムに「FOREVER(永遠に)」という言葉とハートの絵文字を付記し、フェイスブックで「あなたのような人はもうこの先、決していません」とその死を悼むコメントを投稿したもので、イタリアの地元メディアはロッシ氏が64歳の誕生日を迎えた9月23日以降、2カ月以上も闘病生活を続けていたと報じている。

 イタリア・サッカー界の英雄は1980年に八百長疑惑で3年間の出場停止処分を受けたが、無実を訴えた結果、82年のW杯スペイン大会への参加が認められて出場。174センチ、66キロとスリムなFWながら抜群の攻撃力を発揮し、この大会でのブラジル戦(2次リーグ)でハットトリックを達成し、準決勝のポーランド戦では2ゴールを記録した。決勝の西ドイツ(当時)戦でも先制ゴールをマーク。イタリアは3―1で優勝を飾り、ロッシ氏は6ゴールで大会得点王となった。1978年のアルゼンチン大会にも出場して4位。代表通算48試合では20ゴールをマークした。

 サッカー界では元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏が11月25日に60歳で他界したばかり。わずか2週間で20世紀を代表する2人のスーパースターがこの世を去っていった。

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2020年12月10日のニュース