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森保監督、最強布陣構想 Jから発掘新戦力&欧州組ベスト編成

[ 2020年10月17日 05:30 ]

オランダから帰国し、オンラインで取材に応じるサッカー日本代表の森保監督(共同)
Photo By 共同

 日本A代表と五輪代表を率いる森保一監督(52)が16日にオランダ遠征から帰国し、オンライン取材に応じた。新型コロナ禍の政府方針に伴い、今後14日間は自主待機となるが、その“巣ごもり時間”からメキシコと親善試合を行う来月のオーストリア遠征のメンバー選考に着手。国内外総ざらえチェックで、A代表では来年3月のW杯アジア予選前最後となる活動に“最強布陣”を集結させたい考えだ。

 “缶詰め”の中から来月の活動へと動きだす。今後、森保監督はホテルと自宅で2週間の自主隔離生活に入る。その過ごし方について「次の11月の活動に向けてよりいい準備ができるように。国内外で活動している選手たちの映像確認をしていきたい」と明かした。

 まずは「新たに力を示してくれている選手たちがボコボコ出ている。直接活動を共にして、見てみたい選手は数多くいる」という国内組だ。実際にはJリーグが過密日程でヤマ場を迎える上、現時点では帰国後に待機措置が必要となるため厳しいが、条件緩和の可能性も見据えて選定する。川崎Fの三笘をはじめ、C大阪の坂元、横浜FCの松尾などA代表未招集者の台頭も激しく、協会内で一時、年内に国内組のみの合宿を行う計画も浮上したほど。「かなりマニアックに選手たちのことを追っている」とも話した。

 一方、欧州組は望み通りの編成ができそうだ。オーストリアを合宿地に選んだ理由の一つは、欧州各国からの入国制限がないこと。オランダ遠征は入国制限で見送ったセルビアの浅野(パルチザン)やロシアの橋本(ロストフ)らも含め、現時点で「欧州から招集した選手は全員来てもらえる」状況という。

 来年3月のW杯アジア予選、そして東京五輪を見据え「より多くの選手を招集したいという気持ちはあるが、継続することも大切。ベースの部分は考えた上で、また新たな選手を加える」と最終準備の構想を描く。可能性ある選手は、見逃さない。コロナ禍に悩まされた20年の集大成は現時点の“最強布陣”を目指す。

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2020年10月17日のニュース