×

鹿島 アウェーで快勝、今季3度目の2連勝 白崎先制弾「いい所にこぼれてくれた」

[ 2020年10月14日 21:52 ]

明治安田生命J1第22節   鹿島2―0鳥栖 ( 2020年10月14日    駅前スタ )

<鳥栖・鹿島>前半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・白崎(左から2人目)(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 鹿島がアウェーで鳥栖を2―0で破り、今季3度目の2連勝を飾った。前半12分にMF白崎凌兵(27)が、こぼれ球を左足で先制ゴール。14試合ぶりの先発出場で、ザーゴ監督(51)の起用に応えた。この日の鳥栖戦を皮切りに18日に札幌、21日に神戸と敵地での連戦が続くが、大事なアウェー3連戦の初戦を総力でつかんだ。

 一瞬の好機を逃さなかった。0―0で迎えた前半12分。左クロスにFWエヴェラウドが相手ディフェンスと競り合うと、こぼれ球に詰めていたMF白崎が左足で流し込んだ。14試合ぶりの先発出場でザーゴ監督の起用に応える先制弾。「周りにボールがこぼれてくるのは、トレーニングが想定していた。いい所にこぼれてくれた」と胸を張った。

 今季は春先に負傷離脱。7月のリーグ再開に照準を合わせて復帰するも、出遅れた影響などで前節まで2試合の先発出場にとどまっていた。「うまくいかない時期も長かったが、チームに貢献したいという気持ちでやってきた。ここで結果を残さないと」と白崎。巡ってきた機会に、燃えないはずはなかった。

 鳥栖戦を皮切りに18日に札幌、21日に神戸と敵地での3連戦となる。西→東→西の往復移動は直線距離で約4500キロにもおよぶ。ザーゴ監督は「選手を変えることは、必然的に状況がそうさせる」と話していた通り、この日も前節から先発メンバー4人を入れ替えて臨み、早速、ターンオーバーが奏功した。

 後半41分には、DF犬飼が左クロスを頭で合わせて追加点。守備陣も最後まで体を張って、今季3度目の完封勝利を挙げた。怒濤(どとう)の7連勝後に一時は連敗も、再び2連勝で巻き返してきた。白崎は言う。「チャンスはあったので、早く楽な展開にできたと思う。そこは次の課題」。苦しい連戦を総力で乗り越えた先に、上位進出は見えてくる。

続きを表示

2020年10月14日のニュース