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仙台6.6億円赤字 コロナ影響で入場料収入減 特例でクラブライセンス剥奪回避

[ 2020年10月7日 05:30 ]

  仙台は6日、取締役会を開いて2020年度中間決算を発表し、上期で1億7800万円の赤字となった。新型コロナウイルスの影響で入場料収入減が響いた。20年度の決算見込みは6億6400万円の赤字で3億円超の債務超過に陥る見通しだ。

 クラブは18年度から2期連続の赤字。Jリーグの規定では3期連続赤字もしくは債務超過でリーグ参加資格のクラブライセンス剥奪となるが、20年度の赤字や債務超過はクラブライセンス交付に影響しないとの特例を設けており、来季はリーグ参加が保障されている状況だ。Jリーグは特例措置の延長を検討しており、同日の実行委員会でも協議された。

 オンラインで記者会見した仙台の菊池秀逸社長は増資せず、3、4年で債務超過の解消を目指す方針を示し「Jと意見交換をし3、4年(で解消する)ということで伝えて検討していただいている」と話した。同社長はJ1で10クラブ以上、J2ではさらに多くのクラブが経営難に直面していることも明かした。

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2020年10月7日のニュース