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川崎F 史上最大勝ち点14差!指揮官鬼門の長居で2位C大阪圧倒「自力で叩けるチャンスだった」

[ 2020年10月4日 05:30 ]

明治安田生命J1第20節   川崎F3-1C大阪 ( 2020年10月3日    ヤンマー )

後半、追加点を決めた川崎F・三笘(左から3人目)
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 明治安田生命J1リーグは各地で6試合が行われ、首位の川崎Fは敵地で2位のC大阪と対戦。先制後に1度は追いつかれたが、後半に途中出場のFWレアンドロ・ダミアン(31)と大卒ルーキーのMF三笘薫(23)の得点で、3―1と上位対決を制した。2位との勝ち点差を18チーム制となった05年以降、1シーズン制では最大の「14」にまで広げ、2年ぶり3度目のリーグ優勝へ大きく前進した。

 最後は力でねじ伏せた。序盤から技術&メンタルで相手を圧倒。じわじわと土俵際まで追い込むと、鬼木監督も「ウチのスタイル」という途中交代の選手が試合を決めた。

 1―1の後半38分にレアンドロ・ダミアンが出場わずか25秒で右CKからのこぼれ球を押し込み、1分後に三笘が今季9点目となるダメ押し弾。指揮官は「(順位で)一番近い相手を自力で叩けるチャンスだった」と満足げに振り返った。

 強いメンタルが勝利を引き寄せた。試合前、両チームの勝ち点差は11。川崎Fにとってはドローでも優勝へ前進する試合だったが、選手の頭には「勝利」の二文字しかなかった。試合4日前に取材対応した小林が「34分の1試合とは捉えていない」と話すと、その2日後に守田が「かぶっちゃいました」と偶然にも全く同じ発言。意思は自然と統一されていた。指揮官も試合前に「決勝戦のつもりで戦え!」とハッパを掛け、戦闘準備は万全だった。

 長居では指揮官が就任した17年以降3連敗中だったが、今のチームに過去のデータなど関係なかった。入場制限緩和に伴い、1万人超の相手サポーターも詰めかけた中、終わってみれば今季14試合目となる1試合3得点以上。8連勝で王座奪回へまた大きく前進し、連覇が懸かる7日のFC東京とのルヴァン杯・準決勝にも弾みをつけた。 

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2020年10月4日のニュース