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C大阪FW藤尾、初出場初得点だ!“19歳”同期が刺激

[ 2020年9月6日 05:30 ]

明治安田生命J1第14節   C大阪3―0浦和 ( 2020年9月5日    ヤンマー )

終了寸前、浦和GK・西川(左)をかわしてゴールを決めるC大阪・藤尾(中)(撮影・成瀬 徹) 
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 モチベーションあふれる19歳が、いきなり結果を出した。2―0の後半41分だ。C大阪のルーキー、FW藤尾翔太(19)がピッチに送り込まれると、迎えた同アディショナルタイムだった。浦和の元日本代表GK西川からボールを奪い、無人のゴールへ冷静に右足でシュート。J1デビュー戦で初ゴールをマークした。

 「ベンチにいたときから“試合に出たら絶対に決める”と思っていた。チャンスを決められて良かった」

 大阪の街クラブで有名なリップエースSC出身で、チームのエースナンバーである「99」を背負った。17年にC大阪U―18へと加入し、今季からトップに昇格。高卒ルーキーがJ1デビュー戦でゴールを決めたのはクラブ史上初めてで、香川真司や南野拓実らもできなかった偉業を成し遂げた。

 同期のMF西川らはいち早くデビューしており、刺激を受けてきた。「同期でゴールをとっている選手はたくさんいた。やっと一緒のスタートラインに立てた」。3連勝、2位キープに貢献した点取り屋が、今後も新たな風を吹き込んでいく。

 【FW都倉525日ぶりの一撃】FW都倉の525日ぶりとなる一撃が決勝点となった。後半3分、MF坂元の右クロスに反応。巧みに頭で合わせて均衡を破った。昨年5月に右膝を手術した34歳にとって、昨年3月30日の仙台戦以来となるJ1でのゴール。8試合ぶりの先発起用で結果を残し「得点は時間の問題だと思っていたし、今日、答えを出せた。これで次に進める」と充実した表情を浮かべた。

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2020年9月6日のニュース