鳥栖、再出発3発完勝！金明輝監督「この勝利は大変なこと」

明治安田生命J1第14節   鳥栖3―0横浜FC （ 2020年9月5日    駅スタ ）

金森（左）の先制ゴールを喜ぶ鳥栖イレブン
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　3度、ゴールネットを揺らした。Jリーグ初の新型コロナウイルス感染症のクラスターで活動休止していた鳥栖が、8月8日の鹿島戦以来、約1カ月ぶりに挑んだリーグ復帰戦を完勝で飾った。

　前半11分、待望の先制点を決めたのは昨年鹿島から加入したFW金森。「ホッとしている。中断を言い訳にしたくなかった。絶対勝つという気持ちで戦った」。後半には大体大卒の新人FW林のゴールなどで続いた。

　8月10日に金明輝（キムミョンヒ）監督（39）の新型コロナウイルス陽性が分かった。その後さらにスタッフ3人、選手7人の感染が判明。リーグ戦4試合が延期となった。15日間の休止期間中はリーグの中断期間と同様、ウェブ会議システムを用いて自宅でトレーニングをした。

　8月26日に練習再開。10日ほどの短い準備期間で臨んだが、攻守に精度の高いプレーを続けた。金明輝監督は「難しい状況の中でこの日を待って、しっかり準備してくれた。この勝利は大変なこと。必ず勝つという気持ちが表れた」と感慨深げだった。