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C大阪・西川、初の大阪ダービーへ「絶対に負けてはいけない」

[ 2020年6月13日 05:30 ]

雨の降る中練習するC大阪・西川(C)CEREZO OSAKA
Photo By 提供写真

 C大阪の高卒ルーキーMF西川潤(18)が12日、未体験の大阪ダービーへと熱い思いを語った。非公開練習後にオンラインで取材対応。7月4日のリーグ再開後初戦としてG大阪戦(パナスタ)が濃厚となっている中、ライバルとの一戦に向けて必勝を誓った。そのピッチに立つべく、13日のJ2クラブとの練習試合を含め、残りの準備期間で自らの存在をチーム内でアピールしていく。

 生まれも育ちも神奈川の西川が「大阪ダービー」という言葉に反応した。桐光学園高を卒業し、C大阪に加入して今季が1年目。ライバルとの一戦への思いを問われたルーキーは「絶対に負けてはいけない」と言葉に力を込めた。

 「関東出身ですけど、関西ダービーというのは非常に魅力のある試合だと感じていました。凄く白熱している印象があるし、絶対に負けてはいけない試合だという認識があるので。自分が試合に出たら、そういう意識を持って試合に臨んでいけたら」

 大阪ダービーを「関西ダービー」と言ったのはご愛嬌(あいきょう)。リーグ再開後初戦としてアウェーでのG大阪戦が組まれることが濃厚で、早くも待ち望んだ試合がやってくる。無観客の開催でも「いつもよりは寂しい雰囲気になるかもしれないけど、自分のモチベーションは下がることなくやれる」と続けた。

 チームの活動休止期間中は川崎市にある実家に帰省し、できる限りの自主トレを実施。「いかにおいしいチャーハンを作れるか」と初挑戦の料理で息抜きをしつつ、チームから送られてくる戦術の動画で動き方などの勉強もした。今季は交代枠が「3」から「5」に変更。メンバー入りすることができれば出場のチャンスは増える。

 スペイン1部バルセロナも注目する18歳のレフティー。1年延期となった東京五輪について「出たい思いがありますし、今年のシーズンは勝負になる」と決意を語った。3週間後に迫った大阪ダービーで、大舞台へとつながる一歩目を踏み出す。

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2020年6月13日のニュース